霊王とは?能力・体・代わりについて(ブリーチ)

 霊王とは、世界が現世、尸魂界、虚圏に分かれる以前の時代に、虚が人間を喰い始めたのをきっかけに生まれた神のような存在で、人・死神・滅却師・完現術者の能力を持ち、人間を守るために虚の前に立ちはだかった(小説により判明)。
 霊王の存在が初めて語られたのは破面篇の25巻である。
 山本元柳斎重國によれば、尸魂界において象徴的で絶対的な存在であるらしいが、詳しくは語られなかった。
 千年血戦篇では霊王や王家を守る零番隊などが実際に登場したものの、謎はかなり多く残った。
 霊王についてよくわかっていない読者も多いと思うので、能力・体の一部・代わりについて考察・紹介していこうと思う。

霊王の目次

能力
体の一部
目について
代わり
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能力

 千年血戦編で登場した霊王は水晶のような物の中に入れられており、手足もない状態であった。
 当然、動くことも喋ることもできず、戦闘能力は皆無である。生贄のようにすら思えてしまうほど。
 一方でユーハバッハのセリフから、殺される日が見えていたらしい・・・つまり未来を見る能力を持っていたことがわかる。
 ただし、未来視の力を持っていたのは過去の話で、現在は持っていない。
 大量の魂魄が出入りする不安定な尸魂界を安定させるために作られたとも語られている。
 つまり、霊王は元々は人・死神・滅却師・完現術者の能力を持つ神であったが、尸魂界を初めとする世界の安定のために、現在は水晶に入れられ無力な存在となっている。

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体の一部

 霊王の水晶の中には手足の他、心臓や爪もない。それらの身体の一部は以下の人物が持っていたことが原作や小説で判明している。

浮竹十四郎右腕

 護廷十三隊の十三番隊隊長の浮竹十四郎は病気で3才の頃に死ぬはずだった。だが両親が天(恐らく霊王宮)から落ちてきたミミハギ様(霊王の右腕を祀ったもの)に祈祷を行った。その結果、浮竹の肺にミミハギ様の力が宿って生き延びた。

ペルニダ・パルンカジャス左腕
 星十字騎士団の親衛隊の一員であるペルニダ・パルンカジャスは霊王の左腕そのもの。実際に左腕の形をしている。
 ユーハバッハは霊王を殺したのに、ペルニダはユーハバッハの部下となっており混乱している人もそこそこいるのではないだろうか。
 小説などで語られた点から、霊王は世界の安定のために無理やり人柱にされ、水晶に入れられた姿にされたようである。
 よってユーハバッハには今の世界を崩壊させるという目的もあったものの、人柱とされ無様な姿となった霊王を殺すことで救おうとしていたのかもしれない。
 人柱にされる際に斬り落とされた霊王の左腕が意思を持ちペルニダとなり、ユーハバッハの思想に共感して部下となったと考えられる。


ジェラルド・ヴァルキリー心臓
 星十字騎士団の親衛隊の一員であるジェラルド・ヴァルキリーは霊王の心臓らしい。
 外見からして明らかに左腕のペルニダと異なり、噂で心臓と言われているだけらしいが、恐らく間違いないだろう。
 ペルニダと同じような理由でユーハバッハの部下になったと思われる。

松本乱菊

 漫画では霊王との関係は語られていない。
 だが、小説を読めば、霊王の爪を宿していたことがわかる。これが藍染に狙われる原因となったようだ。


道羽根アウラ鎖結(霊力のブースター)
 小説のみに登場するキャラで、XCUTION(銀城や月島も所属していた完現術者のグループ)の設立者。鬼道と白打が藍染クラスという高い実力を誇る。

完現術者や産絹彦禰欠片
 完現術の力の根源には霊王の欠片の因子が関係していることが小説で明かされた。また小説で登場する産絹彦禰は人造魂魄であり、素材として霊王の欠片が使われている。

ユーハバッハ
 これについては後述する。

 霊王関連については檜佐木修兵が主人公の小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で多く語られている(全3巻)。ぜひ読んでみてほしい。
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目について

 霊王の目については、恐らくだがユーハバッハが持っている。

 零番隊の兵主部一兵衛との戦闘で力を取り戻したユーハバッハの目は中に眼球が複数見える特殊な物となっている。
 霊王の左腕であるペルニダについても目は中に眼球が複数見えるものであった。
 つまり、ペルニダとユーハバッハはほぼ同類と言える。
 恐らく霊王は目を強引にえぐられ、その目からユーハバッハが誕生したと思われる。

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代わり

 兵主部一兵衛は一護達ではユーハバッハに勝てないと判断していた。

 だが、たとえそうなっても兵主部一兵衛のセリフからすると手があったようだ。
 恐らくであるが一護が負けた場合は、一護を霊王の代わりにしようとしていた。
 一護は、父親から死神の力、母親からの滅却師の力、銀城との鍛錬により完現術の力(銀城に奪われたが少しは残っているだろう)を持っている。
 人・死神・滅却師・完現術者の能力を持っていた霊王の代わりになれる存在なのは間違いない。
 だが、兵主部一兵衛の予想は外れ、最終的に一護が勝利した。そのため一兵衛は作戦を変更する。
 小説によると、霊王の力を喰らったユーハバッハ(死体)を霊王の代わりとすることで、何とか世界を安定させているようだ。
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