京楽春水の強さ・能力・卍解


 ブリーチの京楽春水は護廷十三隊の八番隊隊長→総隊長。ふざけている描写も多いが実は思慮深く実力者でもある。戦闘においては奇襲なども平気で行う冷徹さを持つ強キャラの1人。
 京楽春水の強さ・能力・卍解について紹介していく。

京楽春水の能力・強さ・卍解目次

基本能力
卍解と始解
強さ
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京楽春水の基本能力

 京楽春水は斬拳走鬼(斬術・白打・歩法・鬼道)の中では特に剣術が優れている。
 斬術については始解で両手持ちにした状態で多用している。始解の陰鬼、高鬼、色鬼など様々な能力を活かしつつ攻撃するのに使われている。スターク戦では始解の能力+剣術だけで第1十刃であるスターク(しかも刀剣解放状態)にダメージを与えて勝利しており、剣術は非常に強力。
 白打は強いのかもしれないが、一切使っていないので評価できない。
 歩法については瞬歩(高速移動術)は多用しているが特別速いという描写はない。だが始解の能力により素早く移動しつつ攻撃が可能。
 鬼道についてはあまり使ってはいない。千年血戦篇では「斬華輪(破道の七十八)」を使用している。鬼道で作られた刃を作って放つ技だがリジェ・バロに対しては無傷だった(貫通能力があるので仕方がない)。ただ、そこそこ高い番号の鬼道を詠唱破棄できている。鬼道の実力も十分あると言える。
 まともに描写されて戦ったのは2回だけなのでわからない面も多いが、剣術を中心にバランスよく高い能力を持っていると言える。
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京楽春水の卍解と始解

 京楽春水の斬魄刀の名は「花天狂骨」。

始解
 始解の時点で子供の遊びにちなんだ実に様々な能力を花天狂骨の霊圧領域で発動可能。
嶄鬼(たかおに)
 敵よりも高い位置にいると有利となる。

影鬼
 影の中に潜んだり、影から突然現れたり、影から斬魄刀のみだして攻撃したりできる。奇襲技として非常に強力。

艶鬼(いろおに)
 相手と交互に色を口にして、その色のみ攻撃可能となる。自分が口にした色が自分に多くあるほど大きなダメージを与えることが可能。

だるまさんがころんだ
 鬼は参加者から必ず見える場所にいなければならず、発動中は鬼の放った霊圧での攻撃が必ず見えるようになる。
 参加者は鬼に見られる前に鬼にふれることで勝利。鬼の放った霊圧の軌道上を最短距離で移動できるようになる。
 鬼は参加者が自身に触れる前に参加者を発見できれば勝ちとなる。

影送り
 影を強く見つめて別の場所へ残像をうつす。
 相手に自身の影を見せることで、残像を残して瞬間的に移動する。敵を混乱させることが可能。

 どの能力も強力だが、ルールは京楽が花天狂骨が決めると語っている。京楽自身も振り回される。ただしスタークに影ができた瞬間に影鬼を使用できていることから、ある程度は京楽の状況に合わせて花天狂骨がルールが発動してくれる可能性が高い。
 ただし、嶄鬼・影鬼・艶鬼・だるまさんが転んだ・影送りなどルールを京楽がいちいち敵に解説している。
 恐らく「敵に遊びのルールを理解させないとその効果を2回以上使用できない」などの条件があると思われる(ルールを説明しないと次のルールに変更されると思われる。嶄鬼(たかおに)については1度使った後に京楽がルールを説明していない。よって次に使用したのは影鬼である)。
 お互いルールを知ってからが遊びと京楽自身も語っているので恐らく間違いない。

卍解「花天狂骨枯松心中」
 刀の形状は変化せず、自身の周囲の広い範囲に効果を及ぼす卍解。
 「心中物語」に敵と自身を見立てて攻撃を行う。
一段目「躊躇疵分合」
 京楽春水についた傷が敵にも浮かびあがる。ただしその傷では絶対に死ぬことはない。

二段目「慚傀の褥」
 敵の身体にたくさんの黒い斑点ができる。これは病気によるものでダメージを与えることができる。

三段目「断魚淵」
 互いの霊圧がつきるまで湧き出る水に身投げする。

〆の段「糸切鋏血染喉」
 京楽の指先から糸が出て敵にまとわりつく。指を振ることで敵の喉を切り裂く。

 三段目は自身にも悪影響があり、効果範囲も広いため味方が大勢いる場所では使えない。
 ただ、効果自体は極めて強力。呪いのようなものであり貫通能力のあるリジェ・バロにも効いた。
 リジェ・バロは倒せなかったものの、多くの敵を殺せる非常に強力な卍解だ。
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京楽春水の強さ

 京楽春水は尸魂界篇時点でも上位の実力。山本元柳斎重國・藍染惣右介・卯ノ花烈の次に強い隊長と言える。
 ただ、尸魂界篇では茶渡泰虎を瞬殺したり、浮竹と一緒に山本元柳斎重國と少し戦った程度(ほとんど戦った描写はない)。
 今でこそ実力者と評価できるが、当時は始解の能力すらわからず、ほとんど強さがわからなかった。

 破面編では38~43巻で浮竹と共にスタークと交戦。
 序盤は浮竹はリリネットの相手をしており、京楽が1VS1でスタークと戦っていた。
 京楽は始解すらせずに斬りあい、スタークのやる気があまりないこともあり、勝負は長引く。
 スタークがようやくやりあう気になり刀剣解放。そして「無限装弾虚閃」を放つ。
 大量の虚閃の前に京楽春水はやや追い詰められるが瞬歩で回避し続ける。
 そこへ浮竹が介入。「双魚理」で虚閃を跳ね返すがスタークには躱される。
 ここでワンダーワイスが出現。スピードの速い攻撃により浮竹が一撃で戦闘不能に。
 そのワンダーワイスを攻撃しようとした京楽をスタークが奇襲。京楽は大きなダメージを負い転落する。
 その後は、鳳橋楼十郎と愛川羅武がスタークと戦うが追いつめられる。
 だが、ここで京楽が影鬼で奇襲してスタークに大きなダメージを与える。
 京楽はスタークと艶鬼を使った斬りあいに持ち込む。
 スタークもルールを理解し反撃してくる。
 だが、京楽は隊長羽織を脱ぎ捨てて自分の色の多くを黒にして「黒」を宣言し斬る。攻撃力を上げて斬りつけたことによりスタークを撃破した。
 スタークのほうが大勢を相手して少し不利だった可能性はあるが、最後はお互いに奇襲を受けて負傷している状態で1VS1で戦っている。京楽の完全勝利と言っていいだろう。
 一護が卍解して虚化してようやく第6十刃に勝ったのに、京楽は第1十刃を始解だけで倒している。京楽が圧倒的な強さを持つことを証明した戦いと言える。

 千年血戦篇では56~58巻でロバート・アキュトロンと交戦。
 この戦いは多く描写されたわけではない。
 星十字騎士団側に何らかの卍解対策があったので、京楽は始解のまま戦う。
 だが、ロバート・アキュトロンに片眼をつぶされ、更に全身に攻撃を喰らうなど一方的に攻撃され敗北。
 確かに卍解を奪われたり、山本元柳斎重國が死んだりして動揺したところを攻撃されており、動揺するイベントが起きなければもう少し戦えた可能性はある。
 描写をみる限りではアキュトロンのほうは無傷であり、万全の状態でも始解のまま1VS1では厳しい敵だったのは間違いない。
 描写が少なかったのでアキュトロンは目立っていないが、始解京楽やスタークを上回る恐るべき敵であった。

 千年血戦篇では71~72巻でリジェ・バロと交戦。
 リジェ・バロは副隊長を次々と遠距離狙撃。そこへ京楽が「だるまさんがころんだ」で素早く近づいて奇襲。リジェ・バロの武器を破壊する。
 頭の回転が速いリジェ・バロはルールを教えたのはミスだと指摘するが、京楽はルールをお互いが知ってからが遊びだと返す。
 リジェ・バロは京楽の影鬼の奇襲すら躱す。
 だが、影送りを活かしてリジェ・バロを惑わして刀を突き刺すことに成功。
 しかし、リジェ・バロは貫通効果を自分にも適用して無効化し、完聖体になる。
 リジェ・バロの意味不明能力により京楽は動くことができない。そこへリジェ・バロの光線攻撃を受けて身体の3か所に穴が開く重傷を負ってしまう。
 ただ、この後は京楽は動けるようになり、リジェ・バロの光線攻撃からひたすら逃げる。
 追いかけてきたリジェ・バロに対し、斬華輪(破道の七十八)を放つが無傷。
 完全に追い詰められた京楽はついに卍解する。
 一段目「躊躇疵分合」により京楽が受けた傷をリジェにも与える。
 二段目「慚傀の褥」によりリジェを病気にして弱らせる。
 三段目「断魚淵」によりお互いの霊圧を消耗させる。
 〆の段「糸切鋏血染喉」によりリジェの首を切り裂いた。

 だが、リジェはそれでも死なずに再生。光線で京楽を攻撃し更なる重傷を負わせる。
 京楽は再度逃走するが、重傷な上に卍解により霊圧まで消耗しており気絶する。
 そこに副隊長の伊勢七緒が駆けつける。
 伊勢七緒に神剣・八鏡剣を渡す。それは神であるリジェに効果抜群。最後は伊勢七緒を京楽が後ろから支え、リジェを倒すことに成功する(ただしリジェは神の力を失ったがまだ生きていた)。

 京楽はユーハバッハ討伐時点では護廷十三隊内では朽木白哉や更木剣八に次ぐ強さと言える。
 朽木白哉は始解で、京楽が敗北したアキュトロンを含む5人の星十字騎士団と同時に交戦し、アキュトロン、キャンディス、ナジャークープを無傷で撃破できる圧倒的な戦闘能力を有している。
 更木はグレミィの猛攻すら耐えるタフさと攻撃力を併せ持っている。
 この2人には単純な戦闘能力では圧倒的大差をつけられており勝ち目がない。卍解の効果なら勝てる可能性はゼロではないが、分が悪いと言わざるを得ない。
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