狛村左陣の強さ・能力・卍解


 ブリーチの狛村左陣は護廷十三隊の七番隊隊長。尸魂界篇では鉄笠で顔を隠していたが、更木剣八との戦いの後は本来の人狼の姿を隠さなくなった。
 身長が3m近くあり、その図体の大きさの通り力や丈夫さに優れる。また隊長格の中でも人格者と言える。
 狛村左陣の強さ・能力・卍解について紹介していく。

狛村左陣の能力・強さ・卍解目次

基本能力
卍解と始解
強さ
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狛村左陣の基本能力

 狛村左陣は斬拳走鬼(斬術・白打・歩法・鬼道)の中では剣術と白打に優れているものと思われる。
 斬術については頻繁に用いている。卍解状態では自身の身体が黒縄天譴明王とリンクしているので自身が剣を振るう動作を行って明王が斬る(始解でも同様)。自身や明王の腕力・質量もあり威力が高いのは間違いない。ただ斬った相手が更木・虚化東仙、藍染と厄介な相手ばかりであり、受け止められたり先に攻撃されたりと通用している場面は多くない。
 白打についてもその体格から繰り出すので強大な威力を持つ、駒村より大きいチーノン・ポウを吹っ飛ばした。黒縄天譴明王を動かして殴りつけて虚化東仙の腕を折ったりもしている。
 歩法は瞬歩は使えるはずだ。ただ、特に卍解すると明王を操作することになるので自身はほとんど移動はしない。速いと思われる場面もなく移動力が優れているとは言えない。
 鬼道は一切使っておらず、使えない可能性もある。遠距離戦はやや厳しいかもしれない。とはいえ剣のリーチは始解と卍解で伸ばせるので致命的ではない。
 頭脳は普通。バンビエッタ戦では的確な判断を下して放たれた爆弾に対処しているなど、むしろいいほうかもしれない。
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狛村左陣の卍解と始解

 狛村左陣の斬魄刀の名は「天譴」。

始解
 巨大な刀が突如出現し、自身が刀を振るうと巨大な刀も同じ方向に振られる。
 個人的には突然出して攻撃できるので非常に強力だと思う(相手が格上ばかりなので上手く決まらないことが多いが・・)。
 例えば、普通に斬りあっている時にこれを出されたら敵は相当に回避しづらいはず。奇襲攻撃としてかなり有効。
 実際に、アニメオリジナルの護廷十三隊侵軍篇では砕蜂に対し、始解で不意打ちを決めて大きなダメージを与えている。

卍解「黒縄天譴明王」
 圧倒的な大きさの鎧をきた武士「黒縄天譴明王」を召喚。
 狛村の動きにあわせて動き、圧倒的な質量とリーチを活かして攻撃する。剣を振りおろせばその威力は最強クラスと言っていい(剣の振り下ろしを喰らった敵はチーノン・ポウやバンビエッタなど全て一撃で戦闘不能となっている)。殴るだけでも十分すぎるダメージを敵に与えられる。
 弱点は攻撃する前のスキが大きく先制攻撃されやすい点。
 また、黒縄天譴明王を攻撃され損傷すると、自身も同じ箇所を負傷する点(その代わり駒村の傷が治れば明王も回復するらしい)。
 とはいえ一方で質量がデカすぎるので生半可な攻撃ではダメージはほとんど入らない。
 負け描写が多いが、相手が悪いだけで弱い卍解とは言えないだろう。
 千年血戦編では「黒縄天譴明王 断鎧縄衣」を披露。卍解が命を捨てており、人化の術(心臓を捧げることで一時的に不死の肉体を得る)との併用で無敵チートと化した。
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狛村左陣の強さ

 狛村左陣は作中では負けたことも多い。とはいえ相手が藍染だったり、本気で戦いづらい東仙だったりしているので仕方がないとも言える。
 戦いを検証して強さを考察していく。

 狛村左陣は尸魂界篇では16~17巻で東仙と共に更木に挑む。
 狛村と東仙は始解で更木を攻撃。だが更木はこれでは眠気も払えないと言い放つ。
 続いて狛村と東仙が同時に斬りつけるが、更木は2本の刀を1本で受け止め、東仙を蹴り飛ばし、狛村を地面に叩きつける。
 東仙は卍解するが更木のカウンター戦法により敗北。
 とどめを刺されそうな東仙を駒村がかばい、鉄笠が割れ、駒村が人狼であることが明らかになった。
 ここで駒村は怒りの卍解を見せて更木と交戦。
 だが、駒村は山本元柳斎重國が戦っている霊圧を感じて、更木との戦闘から離脱する。
 結局駒村VS更木での戦闘描写はなかったが、駒村が戦い続けたとしても厳しかったと思われる。更木はまだ眼帯をつけている状態で本気ですらないのに、駒村は始解状態では東仙との二人がかりでも更木に圧倒されていた。卍解東仙も負けた。駒村も卍解して攻撃すればある程度は戦えるかもしれないが、更木が眼帯を外したら勝ち目はないだろう。

 狛村左陣は20巻で藍染と交戦する。
 藍染の裏切りを知り激高。後ろから奇襲の天譴(始解)で襲いかかる。
 だが、藍染に素手でつかまれてしまった。
 続いて天譴の素手で叩くが、藍染には通用しない。
 ここで駒村が卍解するが、藍染はいつの間にか近くにいた(遠く離れて見えた藍染は鏡花水月による残像)
 そして藍染の「黒棺(破道の九十)」を喰らって一撃でダウンして敗北。
 ただボロボロにされても再度立ち上がって裏切った東仙に怒りの言葉を浴びせている。耐久力の高さはなかなかのものだ。
 狛村左陣は38巻でバラガンの従属官チーノン・ポウと交戦。
 狛村は一角を痛みつけたチーノン・ポウをパンチで殴り付けて吹っ飛ばす。
 チーノン・ポウもパンチで駒村を吹っ飛ばす。
 チーノン・ポウは刀剣解放。元から駒村より大きかったが更にデカイ巨人となる。
 そして手で一角達を叩き潰そうとするが駒村はそれを受け止めて投げ飛ばしている。
 流石にデカすぎて投げた後は駒村も激しく息を吐いており、流石にキツかった模様。
 駒村は卍解し、黒縄天譴明王の斬撃の1撃でチーノン・ポウを撃破する。
 少し手こずったが駒村の圧勝。だが、隊長格が従属官を倒せるのは当たり前なので強さの評価にはならない。

 狛村左陣は檜佐木修兵と共に44巻で東仙と交戦。
 東仙は真の力で戦うと宣言。何と虚化して檜佐木修兵を一瞬で斬る。
 更に駒村の後ろから奇襲の天譴(始解)を刀で余裕で止め、蹴りで吹っ飛ばす強さを見せる。
 駒村は卍解するが、黒縄天譴明王自体を斬られ駒村にダメージが入る。
 明王の腕を操って東仙にぶつけてダメージを与える。だが折れた左腕は東仙の再生能力で直ってしまう。
 東仙は刀剣解放して巨大ハエのような姿に。駒村は明王で斬ろうとするがその前に東仙の「九輪輪殺」(衝撃波を放つ技)を喰らってしまう。
 そのあまりの威力に明王は倒れ、駒村も戦闘不能となり敗北(その後、檜佐木修兵が奇襲で東仙を撃破)。
 東仙が圧倒していたのは確か。ただ、駒村は友相手に本気が出せず弱体化していたと思われるので仕方がないとも言える。
 狛村左陣は45巻で他隊長達と共に藍染と交戦。
 日番谷冬獅郎が戦っている際、駒村が天譴(始解)で奇襲するが藍染には通用しない。
 続いて卍解して明王で斬りつけようとするが先に藍染に斬られ、明王が一刀両断され駒村も大きなダメージを受ける。
 だが、それでも駒村は諦めず折れた斬魄刀で斬りかかり、藍染に受け止められ再度斬られて敗北。
 ただ、負けているのは他の隊長格も同じ。注目すべきはその体力と耐久力だ。
 既に東仙戦でボロボロであるにもかかわらず、藍染に一撃喰らっても耐え、再度攻撃して斬られている。
 他の隊長格のほとんどが斬られて一撃で倒れているところを見ると、駒村の体力と耐久力は隊長格の中でも高いことがわかる。

 狛村左陣は千年血戦編の62巻で星十字騎士団のバンビエッタと交戦。
 狛村左陣は一度目の星十字騎士団の侵攻でもバンビエッタと交戦しており、その際には卍解を奪われ、始解では歯が立たず劣勢となっている。
 再戦となったこの戦いでは狛村左陣は久しぶりに鉄笠をつけて登場。
 バンビエッタの爆弾をはじいて防ごうとするが、違和感を感じて頭を放す。
 バンビエッタの能力が霊子が撃ち込まれたものを爆弾に変更して爆発させる能力だったのだ。狛村左陣の洞察力の高さがよくわかる場面と言える。
 バンビエッタの攻撃から雛森桃をかばい、駒村の姿が見えるが、何と人狼から人間となっていた。
 そして卍解「黒縄天譴明王 断鎧縄衣」を披露。断鎧縄衣は鎧を捨てて力のみがむき出しとなった姿であることが語られる。
 断鎧縄衣は爆弾を喰らっても再生する。なぜなら持ち主である駒村が人化の術で不死身になっていたからであった。
 駒村自身が不死身なので常に傷つかず万全の状態であり、それに合わせて断鎧縄衣も回復する。
 そのチートぶりにバンビエッタは逃走を図るが、断鎧縄衣の斬撃を喰らい、一撃で致命傷となってしまった。

 狛村左陣は藍染に2回も倒されているが、ほとんどの隊長が複数で挑んでも敗北する相手なので仕方がない。
 東仙にも友を内心では斬りたくはなく、本気を出せずに負けたので仕方がない。
 そしてチーノン・ポウやバンビエッタなどには勝利している。平子・六車・鳳橋よりはマシな戦績である。
 とにかくヤバいのは卍解した際の黒縄天譴明王による非常に高い攻撃力。その斬撃を一撃喰らって平気だった敵はおらず、恐らく藍染でもただでは済まないだろう。よって藍染や虚化刀剣解放した東仙すら受け止めようとはせず先制攻撃で駒村を撃破した(藍染が受け止めたのは始解)。
 そして耐久力や体力も他隊長格のほとんどより優れている。
 ただ、移動速度が速い描写がなく卍解にも弱点があるため、断鎧縄衣を使わなければ隊長格平均クラスの実力と推測。断鎧縄衣を使い人化の術を使えば隊長格上位クラスといったところと思われる(人化の術が持続時間無制限ならもっと上だが、制限時間があり回避し続けられたりすると負けるため)。
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