零番隊の強さ(ブリーチ)について

 ブリーチの千年血戦篇で登場した零番隊。
 構成員は兵主部一兵衛、二枚屋王悦、修多羅千手丸、麒麟寺天示郎、曳舟桐生の隊長5名のみ(ただし神兵などの護衛もいるようだ)
 京楽が58巻で語っているが、5名で護廷十三隊全軍以上の戦力があるらしい。
 各メンバーの強さを紹介していく。

ブリーチの零番隊の強さ目次

兵主部一兵衛
二枚屋王悦
修多羅千手丸
麒麟寺天示郎
曳舟桐生
まとめ

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兵主部一兵衛


 兵主部一兵衛は零番隊のリーダーで「尸魂界のあらゆる物や事象に名前を付けた人物」。
 斬魄刀は解放前でも能力があり、例えば腕に触れれば「うで」→「う」になり力が半減する。
 始解「一文字」では筆のような形の刀となり、墨で塗ったものの名前を封印し、力を封印可能。更にこの世界のあらゆる「黒」が兵主部一兵衛の力となる。
 目、髪、服、影、虚の胸に空いた孔など、黒い部分はどうしてもできる。それが全て兵主部一兵衛の力となってしまう。
 そして、「真打」(卍解)状態「しら筆一文字」では相手の名前を書き変えることができる。作中ではユーハバッハの名前を黒蟻にしてつぶしている。ユーハバッハすら真の力を得られなければ負けていた。
 零番隊のリーダーであるだけのことはあり、その能力はチートの中のチート。山本元柳斎重國より強い最強の死神である。

 死神の服が黒いのも、護廷十三隊が反乱を起こした際に兵主部一兵衛が鎮圧しやすくするという思惑があるのかもしれない。

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二枚屋王悦


 二枚屋王悦は零番隊の1人。「斬魄刀を作った人物」。
 刀を作るだけでなく斬術に関しても最強クラス。
 星十字騎士団の親衛隊4名(聖別強化前)との戦闘では、「鞘伏」と呼ばれる異常なまでの切れ味の刀を使用し、ジェラルド、リジェ、ペルニダを一撃で撃破する。
 もちろん刀も凄いが、持っている者が弱ければ脅威ではない。二枚屋王悦の異常ともいえる瞬歩速度と斬撃速度があったからこそ、3人は回避すらできずに倒されたのである。
 親衛隊のアスキンのみ二枚屋王悦の斬撃を完全には回避できずとも後ろに下がって即死を避けることに成功。「致死量」の能力で二枚屋王悦を血の致死量を操作して苦しめる。
 だが、二枚屋王悦は自身を斬りつけて血を減らし麒麟寺天示郎の助力で血を入れ替えることで復活。アスキンも撃破している。
 この二枚屋王悦の強さの前には、朽木白哉や更木剣八ですら恐らく1VS1では不利と思われる。
 漫画では兵主部一兵衛と二枚屋王悦だけで零番隊の主戦力のほとんどということができる(後の3人は搦め手専門)。

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修多羅千手丸


 修多羅千手丸は零番隊の1人。「死覇装を作った人物」。
 ニャンゾル戦では活躍している。
 ニャンゾルは「紆余曲折」というチート能力を持ち、敵の攻撃は全て曲がって当たらない。そしてニャンゾルが指を向けると敵も曲がって真っ二つになる。
 本能で敵と判断すればいいので、視覚外からの奇襲も意味がない。
 麒麟寺天示郎の超スピード攻撃すら当たらない。
 ニャンゾルは正攻法ではまず倒すことができない化け物であったが、修多羅千手丸はニャンゾルが神兵を倒している間にニャンゾルの服を縫い直しトラップつきの物に創り変えるという技を披露し、トラップによりあっさりニャンゾルを撃破した。
 恐らくだが、服を縫い直すという行動が「攻撃」でなかったためニャンゾルの能力で探知できなかった。そしてトラップつきの服は、服であり敵ではないためニャンゾルの能力でも防げなかったと思われる。
 更に、修多羅千手丸自身は敵だと認識されているため近づいてニャンゾルの服を縫うのは不可能。描写はないので詳細はわからないが、何らかの方法で遠距離からニャンゾルの服を作り変えた可能性が高い。
 ニャンゾルが強敵だったのは間違いなく、それを倒した修多羅千手丸の功績は大きい。ただ、いかんせんニャンゾルの弱点が特殊すぎて修多羅千手丸の技術が刺さったという特殊な戦いであり、強さが図りづらい。
 漫画での修多羅千手丸は聖別強化前ジェラルド・バルキリーに力負けしており普通に戦った場合の実力はそこまで高くないと思われる。

 アニメでは大幅に戦闘描写が追加されている。石田雨竜と交戦し一応撃破。
 漫画では聖別後の親衛隊に描写カットで敗れていたが、アニメでは戦闘続行。
 リジェの貫通攻撃で重傷を負った二枚屋王悦をあっという間に回復させ、その後はジェラルト・バルキリーと交戦。だが、拘束したまではいいもののジェラルトの防御力の前に針での攻撃が通らず、ジェラルトの拘束を破っての打撃を喰らい一旦は敗北してしまう。
 だが、兵主部一兵衛以外の零番隊4人は各々の命を結ぶことで力を封じており卍解を使えなかったことが発覚。3人が自害することで卍解が使用可能となる。今回の戦いでは千手丸以外の3人が自害して、千手丸が卍解「娑闥迦羅骸刺絡辻」を披露。
 ジェラルト、リジェ、アスキン、ペルニダ、ハッシュヴァルト、石田雨竜の6人を撃破する大戦果をあげている。
 修多羅千手丸はアニメ版であれば山本元柳斎重國に迫る強さがあってもおかしくない。そして当然、二枚屋王悦・麒麟寺天示郎・曳舟桐生の3名も卍解すれば、この修多羅千手丸に近い実力がある可能性がある。

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麒麟寺天示郎

 麒麟寺天示郎は零番隊の1人。「治療用鬼道である回道を作った人物」
 重傷を負った一護、白哉、ルキア、恋次の傷を治すなど、回復能力は最高レベル。それを自分にも行使できるはずなので打たれ強いはず。
 更には砕蜂が反応できない速度で動き、砕蜂の後ろに回っている。移動速度も最高クラスでありバラガンレベルはあるだろう。
 よって、活躍が期待されたのだが、金毘迦(薙刀のような刀)を解放してユーハバッハ達に攻撃を仕掛けるが、先述のニャンゾルの能力により全く当たらなかった。彼の戦闘シーンは悲しいことにたったこれだけである。
 恐らく、麒麟寺天示郎では何をどうやってもニャンゾルは倒せなかったと思われるが、修多羅千手丸がニャンゾルを倒して危機を救った。
 その後はサポートに回り、先述したように二枚屋王悦の血を入れ替えてサポートし、アスキン撃破に貢献した。
 描写が少なすぎるので強さがわかりづらいが、護廷十三隊の普通の隊長よりは強いというレベルだろう。

 アニメでは大きく戦闘描写が変わったキャラの1人。まず漫画でのニャンゾルに攻撃が当たらず何もできなかったシーンが全カットされた。
 漫画ではこのシーンが麒麟寺天示郎の唯一の戦闘描写であったこともあり、隊長平均よりは強い程度の実力と想像するしかなかった。全カットのおかげで麒麟寺天示郎の株が上がった(そしてニャンゾルの評価は急降下)。
 更にハッシュヴァルトと交戦。
 麒麟寺天示郎は金毘迦で斬りつけまくる。ハッシュヴァルトは盾で防ぐ。金毘迦の刺突もい盾で受け止められるが、麒麟寺天示郎はそれを利用して盾を叩き落とす。そしてハッシュヴァルトと斬りあいに・・・
 ハッシュヴァルトが相手では麒麟寺天示郎が負けて終わりだと自分は思った。だが何と崩れ落ちたのはハッシュヴァルト。漫画では誰1人として倒せずむしろ無力さが描写されていた男が、アニメでは何と敵のナンバー2を撃破してしまったのである。
 更に先述した卍解を封じられている設定が発覚。麒麟寺天示郎が本気で卍解(どんなものかわからないが・・)して戦えば非常に強いと予想できる。

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曳舟桐生

 曳舟桐生は零番隊の1人。義魂の概念を創った人物。
 一護や恋次に特製ご飯を作り、身体作りを行った。
 戦闘では木の幹の檻のような物でユーハバッハ一行を閉じ込めた。
 檻は霊子を吸って成長するため頑丈。親衛隊の能力も通らないらしい。
 ただ、ユーハバッハは攻める気まんまんで逃げる気もないので、何の意味があったのか疑問。ユーハバッハの聖別も防げなかった。
 一応、この後に二枚屋王悦が切れ味のいい刀で親衛隊を攻撃するので、敵に距離をとられにくいようにする役目はあったのかもしれない。
 全く戦闘描写がないため、強さはわからないとしか言いようがない。完全なサポート要員なのかもしれない。

 アニメでは聖別後のペルニダとの交戦シーンが追加。
 種を投げて植物を成長させて攻撃するのが基本戦法のようだ。
 物体を使っての攻撃であるので、ペルニダに神経を撃ち込まれて植物を破壊され、反撃されて敗北。何とも相性が悪すぎる組み合わせであった。

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まとめ

 メンバーの中では特に兵主部一兵衛と二枚屋王悦の戦闘能力が強大で、修多羅千手丸、麒麟寺天示郎、曳舟桐生もサポート要員として活躍する。
 だが、中には零番隊が無能という意見もあるようだ。
 確かにユーハバッハを倒せず、親衛隊も倒したが復活した。
 しかし、ニャンゾルは撃破したのだ。あっさりと修多羅千手丸によって敗北したがニャンゾルは恐るべき敵である。
 ニャンゾルがいれば、この後の最終決戦で死神側が負けていた可能性も否定できない。何せ修多羅千手丸以外ではコイツを確実に倒せるというキャラがいない。
 よって、世界を守るのに零番隊は大きく貢献したと言える。

 アニメでは戦闘描写が追加され、第2クールではまさかの零番隊勝利で幕を閉じた。
 だが、第3クール以降ではここからユーハバッハ陣営の逆転がはじまると予想される。
 どのような戦いが繰り広げられるのか楽しみである。

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