COD BO7のベータ版の評価について
COD BO7のベータ版が始まった。日程(日本時間)は以下の通り。
早期アクセス | 2025年10月3日~10月6日 |
オープンベータ | 2025年10月6日~10月9日 |
ゲームを予約したプレイヤーが早期アクセスを入手できる。
COD BO7のベータをプレイしてみての考察・感想・評価を紹介していく。
COD BO7のベータ版の目次
壁ジャンプオムニムーブメント
キルタイム・武器性能
パークシステム
リーサル・タクティカル・フィールドアップグレード
スコアストリーク
マップ
総合評価
目次にもどる
壁ジャンプ
COD BO7では壁ジャンプという新たなアクションが可能となった。
ジャンプし、空中で壁の近くにいる時にもう1回ジャンプボタンを押すと壁を蹴って2回目のジャンプができる。
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各マップでは穴が開いており壁ジャンプで飛び越えることで移動ルートとして使用可能となっている場所が多数ある。
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1階→2階へのスムーズな移動や、高所への移動などにも重宝する。
戦闘でも使用可能。普通の道でも壁ジャンプで高いところから飛び出す奇襲ができる。壁ジャンプ中は動く速度が速い上に高い位置を飛べるので被弾しづらい。

ただし、壁ジャンプ中はタクティカルスタンスのような感じで完全なエイムにはならず射撃精度が悪いので注意。
しかし、この欠点もデクスタリティ(赤のパーク3)をつければ改善可能となっている(壁ジャンプ中も完全なエイムが可能)。
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逆に相手に壁ジャンプを使われた場合は視点を高速で上に向けて迎撃する必要がある。普通の道ですら壁さえあれば、かなり高く飛び出してくることも多く左右にも素早く動く。
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迎撃するのは慣れるまでは結構大変。個人的にはBO6よりは少し感度を上げたほうがいいかもと思った。
壁ジャンプはかなり面白いアクションだと思う。攻め込むパターンの選択肢が広がるのが良い。また、BO6ではイマイチだった赤パークをテコ入れすることにも成功している。
目次にもどるオムニムーブメント
COD BO7でも「オムニムーブメント」が引き続き続投。
これは、あらゆる方向に素早くアクションができるというもの。横向きにダイビングするなど今までの作品ではありえない動きが可能となっている。
「オムニムーブメント」を駆使したスライディング・ダイビングしての撃ち合いが楽しめる。
ただ、キャラコン・オムニムーブメントが強すぎるとは思わない。全体的にエイム時移動速度が速いため、エイムしながら横歩きするのもかなり強い。キャラコンがあまり好きではない人でも楽しめると思う。
目次にもどるキルタイム・武器性能
COD BO7のキルタイムはBO6とあまり変わっておらず遅め。個人的には一撃キル武器の存在や連戦の対応のしやすさを考えるともう少し速くしてほしかった。
ここから各武器カテゴリの性能(全武器は試せていないのでざっくり)について簡単に紹介していく。
アサルトライフル(AR)
射程がそこそこ長く、それでいて近距離戦でも使える。バランス型で今作でも強い武器。今作は屋外に交戦距離が長めの道が多い。更に屋内でも長い通路などが結構あり有効に使える機会が多く感じた。
サブマシンガン(SMG)
取り回しと近距離火力に優れた武器。特にDRAVEC 45は近距離戦だけでなく中距離戦でも十分使える火力がありかなり強力(早速弱体化された)。
デフォルトカスタム(最初から用意されている)のロードアウト2(オペレーティブ)にはこの武器と強力なMRであるM8A1(オーバーキル)、パークにはゴーストやクォーターマスターがついている。
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レベルが低くても使える強力なカスタムとなっているので最序盤は特におすすめ。
ライトマシンガン
エイム速度など取り回しが劣る代わりに射程が長い。今のところ個人的な体感ではARのほうが使いやすい。
マークスマンライフル
BO7ベータで使えるのはM8A1のみ(10月6日時点)。4点バーストであり1バーストキルが可能。
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1バーストキル時のキルタイムはフルオート武器と比較して凄まじく速く、当てる技量があるなら非常に強力な武器だ(早速弱体化された)。
スナイパーライフル
スコープで遠距離の敵を精密狙撃できる武器。
エイム速度が遅く、強化アタッチメントがとれるまでは地獄。
キャラの動く速度が速めなので狙うのが結構大変。
とはいえ、平均TTKの長いBO7では一撃キルできるのは大きな魅力。カスタムして実力あるプレイヤーが使えば強い。
ショットガン
チャージできるM10 BREACHERの強さが驚異的。
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チャージ後はSGとしては非常に長い距離までワンショットキルが可能。
走りながら腰撃ちで射撃可能なガンホー(赤のパーク1)と組み合わせ、チャージしながら素早く距離詰めしつつ敵が見えた瞬間に撃つ立ち回りが非常に強力。

BO7のTTKの遅いフルオート武器では、このSGに近距離で出会ったら相手が外さない限り敗北である。全体的なキルタイムを速くしてくれええええ。
ハンドガン
サブ武器。メイン武器と比べて射程などは基本的に劣る。ただ近距離戦では割と強い。
目次にもどるパークシステム・ワイルドカード
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COD BO7のパークについては、BO6と似たものが多いが、改善されている点が結構ありかなり期待している。
パーク1、2、3に分かれており、各パークから1つ装備可能。BO7のベータ版では以下が用意されている。
パーク1
・スカベンジャー(赤)
・ライトウェイト(赤)
・ガンホー(赤)
・コールドブラッド(青)
・ゴースト(青)
・ニンジャ(青)
・テックマスク(緑)
・フラックジャケット(緑)
・シャドウ(緑)
パーク1にはお馴染みのパークの中でも最強クラスのものが集められている。
BO6から続く強パークを一つに集めて競合させる方針は個人的に高評価。
弱いパークは一つもなく全部強い(強いて言えば通常状態でも足音がほぼ聞こえないのでニンジャだけ弱いかも。でも足音も調整されるかもしれない)。BO6の時以上に選択に迷いそう。
パーク2
・アサシン(赤)
・クロースシェイブ(赤)
・ハンターインスティンクト(赤)
・ルーパー(赤)
・ヴィジランス(青)
・ブラストリンク(青)
・エンジニア(青)
・ファストハンド(緑)
・ギアヘッド(緑)
パーク2の中ではヴィジランスがやや強い気はするが、全体的にはこれは強い確定というものはない。パーク1~3の中では一番気軽に選べる。
完全新規のパークとしてルーパーが登場(死なずにスコアストリークを再び獲得可能)。低スコアストリークで回す時に使えるのか?
パーク3
・デクスタリティ(赤)
・タクティカルスプリンター(赤)
・スポンサー(赤)
・プロボクサー(赤)
・トラッカー(青)
・ヴェンデッタ(青)
・クォーターマスター(緑)
・チャージリンク(緑)
・ガーディアン(緑)
パーク3では期待のデクスタリティ(スライディング・飛び込みの他、壁ジャンプ時にエイム可能)に加え、スポンサー(スコア+150で開始。前作BO6では弱小だった赤パークの唯一の希望)も健在。
トラッカーやクォーターマスターもBO6から引き続き強そう。
以上のように全てのパークに色がついているのがポイント。パーク1~3の色によって様々なコンバットSPを発動させることができる。
前作BO6では3つのパークの色を同じものにすることで効果が発生するというものだった。これにより違う色のパークを選択したくても諦めることも多くなり、パーク編成の自由度が大幅に低下した。BO6のパークシステムはCODの歴史に残るレベルでカスだったと言わざるを得ない。おまけにワイルドカードはパークグリード(追加のパークを一つ装備できる。つまりコンバットSPを発動させつつ他の色のパークが1つ選べる)の優先度が非常に高くなってしまうなど、パーク以外の選択肢にすら大きな影響を及ぼしてしまっていた。
Treyarchもこのままではヤバいと思ったのだろう。BO7ではコンバットSPを発動するのに必ずしも同じ色を揃える必要はなくなった。色の組み合わせによって発動するコンバットSP(6種)は以下の通り。
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赤のみ、青のみ、緑のみ、赤+青、青+緑、赤+緑で、それぞれ別のコンバットSPが発動する。
まだ色縛りの概念はあるものの、赤+青+緑としない限り何かしらのコンバットSPを発動できる。以前に比べればパーク選択の自由度は大幅に増した。これはBO6からの大きな改善点と言える。
ワイルドカード
・オーバーキル
・ガンファイター
・PERKグリード
3つともBO6にもあるので、目新しさはない。
パークシステムの変更で、BO6のようにPERKグリード(パーク1つ追加)1強にはならないだろう。ガンファイター(アタッチメント+3)やオーバーキル(メイン武器2つ持ちが可能)も強力。この3つは競合しそうでいいバランスになっていると思う。
目次にもどるリーサル・タクティカル・フィールドアップグレード
COD BO7のベータでは以下が存在する。
リーサル
・フラグ
・スティッキーグレネード
・クラスターグレネード
・コンバットアックス
・ポイントターレット
・ニードルドローン
攻撃罠系のポイントターレット、攻撃&索敵に使えるニードルドローンなど結構変わったものが登場。
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タクティカル
・スタングレネード
・EMPグレネード
・フラッシュバン
・ピンポイントグレネード
・スティムショット
・サイコグレネード
タクティカルは過去作でも似た性能で登場したものが多く目新しさはない。
スモークがないのが大きなマイナスポイント。これがないから射線切りができず開けた場所が通りづらい。ベータだからないだけで製品版でないことはまずないと思うが・・・
BO7のベータで使えるフィールドアップグレードは以下の通り。
・アサルトパック
・ドローンポッド
・トロフィーシステム
・アクティブ迷彩
・エコーユニット
・スクアッドリンク
キルを狙えるドローンポッドや姿を消せるアクティブ迷彩など、近未来の世界観だけあり今まであまり見なかったタイプのフィールドアップグレードが登場。
目次にもどるスコアストリーク
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BO7のベータで使えるスコアストリークは以下の通り。
・スカウトパルス
・RC-XD
・UAV
・スキューア
・カウンターUAV
・グレイブメーカー
・D.A.W.G
・ウォッチドッグヘリ
・HKD
・VTOL
BO6と同じものも多いが、要請するだけでお手軽に地上を攻撃できるスキューア、一撃キルSRのグライブメーカー(壁越しに敵が見える。非常に強力)、ロボット兵士を動かせるライノなどBO6にはなかったものも。
目次にもどるマップ
COD BO7のベータ版では6VS6マップとして以下のマップが登場する。
コルテックス
3レーンマップ。長い道から、障害物が多い屋内通路まで、交戦距離は様々。
近距離~遠距離戦まで発生するのでどの武器種でも使える。
ブラックハート
特に中央の建物内部は近距離戦がやや多め
外周部分では中距離戦の機会もある。壁ジャンプせねば通れないルートもあり待ち伏せに注意。
フォージ
屋内通路や狭い部屋などが多く近距離戦となることが多いマップ。
結構長い通路もあり、屋内でも中距離戦となることもある。
高低差がある場所も多いので奇襲に注意。
エクスポージャー
3レーンマップ。道中は結構長い道が多いので射程の短い武器では移動がしんどい(スモークがあれば何とかなりそうなんだけど)。
一方で屋内など入り組んだ場所もあり、SGが爆発力を発揮することも。オーバーキルで近距離用と遠距離用の2つの武器を使い分けるといいかも
インプリント
長い道が多く中距離戦の機会が多いが屋内では近距離戦となることも多い。
ここは戦う場所さえ意識すれば全ての武器が使える。
マップ全体で言うと、自動ドアとなったのは大きい。ドアの陰などを確認せずにすみ、クリアリングの難易度が若干下がった。
目次にもどる総合評価
COD BO7のベータではBO6をベースに壁ジャンプという新アクション、近未来的な武器・装備の登場、パークシステムの改善などが行われていた。
全体的なキルタイムが遅い点、足音が聞こえない点、クソリスが多い点、スモークがないのでかなり動きづらい点、アシストがキル計算になるクソ仕様は不満。
特に足音が聞こえない+クソリスによる奇襲が多すぎるのでそこは足音を大きくしたり、リス位置の改善などを行ってほしい。。
だが悪い点はそれほど多くなく、全体的に優秀だったBO6からパークシステムなどの弱点を改善した点は高評価。総合的にはBO7にはとても期待している。
2025年10月6日~10月9日には誰でもベータ版を楽しめる。ぜひプレイしてみて良いと思ったら予約してほしい。
PS5版