CODヴァンガードのベータ版の評価


 CODヴァンガードのベータ版の日程(日本時間)は以下の通り。

1周目
9月11日(土)午前2時~9月14日(火)午前2時
(PS4またはPS5で予約して早期アクセス権がある人のみ)

2週目
9月17日(金)午前2時~9月21日(火)午前2時
(全プラットフォーム・クロスプレイ)

早速やってみたので、個人的な評価や感想などを紹介していく。

評価・感想目次

ベータ版の評価・感想
武器
パーク
装備
キルストリーク
フィールドアップグレード
マップ
評価・感想
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武器

 ベータ版で登場した武器種と武器は以下の通り。

アサルトライフル
・STG44
・ITRA BURST
・BAR
・NZ41
・VOLK

サブマシンガン
・M1928
・STEN
・MP40

ショットガン
・REVOLVING SHOTGUN
・AUTO0-LOADING-SHOTGUN

ライトマシンガン
・MG42
・DP27
・BREN

マークスマンライフル
・M1 GARAND

スナイパーライフル
・3-LINE RIFLE
・KAR98K

ハンドガン
・MACHINE PISTOL
・RATT
・1911

ランチャー
・M1 BAZOOKA
・PANZERSCHRECK

近接武器
・FS FIGHTING KNIFE

 CODヴァンガードの全ての武器は使えていないが、キルタイムは全体的にCOD BOCWより速い。
アサルトライフル、サブマシンガン、ライトマシンガンはなかなか強い印象。

 ライトマシンガンについてはBOCWほとの圧倒的火力がなく、サブマシンガンやアサルトライフルと比べ最速キルタイムはそれほど変わらない。その一方で極端なエイム速度の遅さはない。

 ショットガンはマップの広さもあり、使いにくい印象。
 マークスマンライフルのM1 GARANDは微妙。セミオートにしてはキルタイムが速くない。COD WW2のM1 GARANDほどの強さはなかった(カスタム次第で強くなるかもだが、素の性能はイマイチ)。
 スナイパーライフルは3-LINE RIFLEについては一撃でほぼ倒せるもののエイム速度が非常に遅い。ただ、アタッチメントでエイム速度の補強が可能。カスタム次第で活躍できる可能性は十分ある。
 ガンスミスシステムは強化され、アタッチメントを最大10個装備可能。

武器によって、「連射速度を変化させる」、「手足に命中した際のダメージペナルティを消す」など多彩なアタッチメントがある。武器カスタマイズが面白そう。

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パーク


 ベータ版で登場したパークは以下の通り。

パーク1
・ゴースト
(移動中に偵察機、インテル、フィールドマイクに発見されない)

・フォーティファイド
(爆発によるダメージと体力自動回復の遅延を軽減)

・秘密裏
(敵からの発見を回避するための訓練。透視を無効化。)

・サバイバルトレーニング
(スタン耐性が最大化。ガスを無効化。)

 特にパーク1は索敵されるのを防げるゴースト、爆発耐性のフォーティファイド、スタン耐性のサバイバルトレーニングの3つがある激戦区。これと似た3つの特性のパークをCOD BOCWやCOD MWでは全てつけることも可能だった。CODヴァンガードではパーク選択の幅が広がったと言える。良調整だと思う。

パーク2
・ハイアラート
(視覚外の敵に見られていると視野が振動。)

・レーダー
(敵が消音されていない武器を使用した場合、ミニマップに位置を表示。)

・フォワードインテル
(敵の増援がミニマップ上に表示される。)

・TRACKER
(敵が足跡を残す。敵の死亡位置にマーカーを表示し、自分が倒した敵の死亡場所ではマーカーを非表示。)

 パーク2は「レーダー」が面白い。CODヴァンガードではCOD MWと同じく、なしで発砲した場合でも、コンパスにのみ赤点表示され、ミニマップに赤点表示されない。それをBOCWなど他CODと同じくミニマップに赤点表示できるようにするのが「レーダー」だ。MW仕様が嫌いな人の助けになるパークと言える。
それ以外もパーク2には索敵を強化するパークが揃っている。パーク2もどれを選ぶか迷いどころ。

パーク3
・デモリション
(スポーン時に追加のリーサルを所持。リーサルの投てき軌道を表示。)

・ダブルタイム
(タクティカルダッシュの持続時間が倍になる。しゃがみ時の移動速度が30%上昇。)

・タクティシャン
(30秒ごとにタクティカル装備を補充。)

・オーバーキル
(メイン武器を2つ携行可能。)

 必要レベルが高すぎて試せていないが、強そうなのはオーバーキルと、タクティシャンを利用しての無限「Sマイン44」。
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装備

 ベータ版で登場した装備は以下の通り。

リーサル
・MK2フラググレネード
(爆破のタイミングが調整可能なグレネード。)

・ガモン手榴弾
(インパクトグレネード。)

・モロトフ
(着弾時に爆発する強化焼夷弾。)

・爆破薬
(対象の表面に張り付く大型爆薬。残装備がなくなったら射撃ボタンで起爆可能。)

・テルミット
(着弾後しばらくの間激しく燃焼する爆薬。オブジェクトの表面に付着。)

・投げナイフ
(体や頭に投げつける。殺傷能力が高く回収可能なナイフ。)

 パーク1競合の結果、爆発物を正確に投げ込めば、キルをとりやすい。敵が爆発耐性パークをつけているのが当たり前だったCOD MWやCOD BOCWと異なり、リーサルは頼りになる。

タクティカル
・M18スモークグレネード
(視界も遮る煙幕を展開。)

・NO 69スタングレネード
(敵の動きとエイム速度を減速。)

・MK Vガス
(着弾と同時に催涙ガスを放出。敵は咳込み、視界がぼやけ、移動速度が低下。)

・スティム
(傷口を焼灼し、タクティカルダッシュを可能にする軍人用の興奮剤。)

・Sマイン44
(敵が近づくと爆発。)

 マップが広めなので敵の視界を防げるスモークグレネードは今作では特に強そう。しかも、CODヴァンガードの舞台は第二次世界大戦時代。つまりスモークの中を観られるサーマルはないはず(実際COD WW2にはなかった)。と思ったが赤外線スコープがある。必要レベルが高すぎて試せていないが恐らくスモークの中を見れるのでスモークを使う際には注意が必要だ。
 スタングレネードやガスグレネードもパーク1競合化により防がれることが少なく強力。
 BOCWよりTTKが短くなった今作ではスティムの使用率は落ちるかもしれない。
 Sマイン44の性能は不明。COD WW2ではリーサルだったが、今作ではタクティカルであり即死性はなさそう。ただ、唯一の仕掛け自動爆発系の装備なので、狙撃の際のお供などに欠かせないと思われる。
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キルストリーク


 ベータ版で登場したキルストリークは以下の通り。

・インテル
(一定時間使用者の周りにパルスを複数回発し、ミニマップ上に敵の位置を表示する。)

・ケアパッケージ
(いずれかのキルストリークをランダムに取得できるケアパッケージを1個投下。)

・偵察機
(敵の位置を味方にミニマップ上に表示させる偵察機を呼び出す。撃墜可能。)

・カウンター偵察機
(敵のミニマップを妨害するカウンター偵察機を呼び出す。撃墜可能。)

・滑空爆弾
(敵に向けて誘導できる爆弾を投下して対象を即死させる。)

・デスマシーン
(所定数の炸裂弾を装填した機関銃を装備。弾薬を使い切るまではデス後も継続。)

・迫撃砲
(フレアキャニスターを投げてエリアをマークし、迫撃砲で集中砲火させる。)

・ウォーマシン
(所定数の弾を装填したセミオート式グレネードランチャーを装備。弾薬を使い切るまではデス後も継続。)

・フレイムノート
(燃料無制限の火炎放射器と防護服を装備する。デス時に両方消滅する。)

・軍用犬
(近くの敵を一定時間攻撃する軍用犬の群れを呼び出す。)


 今作ではCOD MWと同じく、連続キルで出せる「キルストリーク」が採用されている。
 COD BOCWでよく起こっていたマッチ後半スコスト祭りは防げる。
 その一方で、もう1キルでキルストが出せるとなると芋る人が続出するかもしれない。

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フィールドアップグレード

 ベータ版で登場したフィールドアップグレードは以下の通り。

・サプライボックス
(一定時間使用者の周りにパルスを複数回発し、ミニマップ上に敵の位置を表示する。)

・アーマプレート
(いずれかのキルストリークをランダムに取得できるケアパッケージを1個投下。)

・ゴリアテ
(敵の位置を味方にミニマップ上に表示させる偵察機を呼び出す。撃墜可能。)

・フィールドマイク
(敵のミニマップを妨害するカウンター偵察機を呼び出す。撃墜可能。)

・デッドサイレンス
(敵に向けて誘導できる爆弾を投下して対象を即死させる。)


 COD MWでは足音を消せる上にチャージ時間も短いデッドサイレンスが圧倒的な強さを持っており、ほぼ1強だった。
 CODヴァンガードでもデッドサイレンス1強になるかどうかはわからない。
 ベータ版時点では足音がかなり小さく、体感ではあるが、COD BOCWのニンジャよりはやや聞こえる程度。
 よって、デッドサイレンスなしでも足音が聞こえず奇襲されることが多めであり、デッドサイレンスの価値はCOD MWよりは低下している。
 ベータ版環境では、耐久を上げられるアーマプレート、直接キルが狙えるゴリアテ、索敵に使えるフィールドマイクも十分選択肢になりえる。
 だが、製品版で足音が大きく修正されれば、MWと同じくデッドサイレンス1強になるかもしれない。
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マップ

 CODヴァンガードのマップは全体的に広く、狭い屋内から見晴らしがいい屋外まで様々な場所がある。よって、場所によって交戦距離が大きく変わってくる。

武器にあわせた位置取りをしっかりすれば、どの武器でも活躍の機会はある。

このマップ特性によりパーク3のオーバーキルが特に強くなる可能性が高い。
 攻めるにしてもいくつもの侵入ルートがある。
よって、定点芋が見張っているルートとは別のルートを使えば比較的攻めやすい。
 個人的にはマップ評価は最高。こんなCODが来るのを待っていた。

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ベータ版の評価・感想

 武器バランスについてはまだ全ての武器を試せていないのでわからない。
 ただ、LMGに関しては、BOCWのようにTTKが異常に速く、エイム速度が異常に遅いという偏った性能になっていなくて良かった。
 また、全体的なTTKがBOCWよりは速めであるため、SRやSGなどの一撃キル武器が猛威を振るう可能性も低い。
 少なくともCOD BOCWよりは武器バランスはよくなると思う。

 BOCWのようなMWの劣化ガンスミスでなく、むしろMWの進化系のようになっている「ヴァンガードガンスミス」にも期待大。
 また、パーク、装備、フィールドアップグレードについても、これが1強というものがなく競合しているので高評価だ。
  広いマップには賛否両論ありそうだが、個人的にはマップもいいと思う。
 ただ、悪い点もあるので紹介する。

①アシストもキル扱いになる。
 COD BO4で登場し、COD BOCWでも採用されたクソシステムがCODヴァンガードでも登場。
 自分の本当の成績がわかりづらくなってしまう。
 敵1人を1人でやっつければ1キルだ。なぜか敵1人を自分と味方の2人で倒せば、自分に1キル味方に1キル入り、敵は1人なのに合計で2キルしたことになる。マジで意味不明。製品版出すまでに消してくれ!お願いだ!

②SBMM(スキルベースマッチング)はCOD BOCWと同じ?
 これは1日プレイしただけの体感なので、確定ではないが、BOCWと似ているSBMMが働いている気がする。
 いい成績を出すと、次の試合でチームが圧倒的に負ける現象が多く発生した。チーム間の戦力バランスをとる気は微塵もないらしい。
 マッチングも遅い。
 SBMMは百害あって一利なし。無理だと思うが製品版までに消してくれ!
 COD BOCWのSBMMについては以下の記事で紹介している。

COD BOCWのSBMMが強すぎる

 全体的な音が小さい問題もある(実際、自分も音量を最大にしてプレイした)。
 ただ、この問題については製品版では修正されるらしいので、問題ないと言える。
 個人的にはベータ版時点で現状思いつく大きな問題点は2つだけで高評価。CODヴァンガードにはCODの近作の中でも最高に期待している。ぜひ予約を検討してみてほしい!

PS5版

PS4版