第二次世界大戦の名戦車

 第二次世界大戦で活躍した名戦車について解説していく。
ついでにプラモデルについても紹介する。

第二次世界大戦の名戦車目次

アメリカ
M4中戦車
ソ連
T-34
ドイツ
ティーガー
キング・タイガー(ティーガーⅡ)
IV号戦車
パンター
日本
九七式中戦車
イギリス
チャーチル歩兵戦車
クロムウェル巡航戦車
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M4中戦車

 M4中戦車は、アメリカが第二次世界大戦で使用した中戦車で、通称はシャーマン。

↓M4中戦車のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 M4中戦車は当時、高い火力と機動力を持っていた。
アメリカの高い工業力を活かして量産され、主力戦車として、第二次世界大戦を戦い抜いた。
 ヨーロッパ戦線(アメリカVSドイツ)ではドイツの新型戦車であるパンターに大して善戦。
総合性能では負けていたものの大差ではなく、パンターに比べて数が多く、しかもパンターは故障が多く稼働率が低かった。
M4中戦車は生産数&信頼性でドイツ軍戦車を圧倒し、ドイツを追い詰める原動力となった。
 太平洋戦線(アメリカVS日本)では、日本軍の戦車・対戦車装備が貧弱であったため、日本軍を圧倒した。
後に日本軍も、速射砲、地雷、兵士の爆弾特攻などでM4中戦車に対抗したが、M4中戦車が恐怖の象徴だったのは間違いない。
 M4中戦車はアメリカはもちろん、アメリカに支援された連合国の多くが使用した。
連合国の名戦車と言っていい存在だ。

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T-34

 T-34は、ソ連が第二次世界大戦で使用した中戦車だ。

↓T-34のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 T-34は当時としては強力な主砲、傾斜装甲、高性能ディーゼルエンジンを搭載しており、生産性も非常に高かった。
その性能の高さから独ソ戦初期にはドイツ軍に衝撃を与えた。
だが、1943年頃に出現したドイツ軍の新型戦車であるティーガー戦車・パンター戦車には全くかなわなかった。
しかし、T-34の主砲の威力を強化したことで、近距離戦を仕掛ければ何とか撃破可能となった。
更に元々生産性に優れていたため、ドイツ軍を圧倒することになった。
T-34は第二次世界大戦を最後まで戦い抜いた。ソ連の名戦車と言える。
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ティーガー

 ティーガーは、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で使用した重戦車だ。

↓ティーガーのプラモデル。興味があれば確認してみて。

 ティーガー以前のドイツ戦車は火力、装甲、機動力のバランスがとれていた。
だが、このティーガーは機動力を犠牲にし、火力と装甲に特化したものとなっている。
主砲は2km離れても110mmの装甲を貫通するという凄まじいもの。実際に1.6km以上の敵戦車を撃破した例も存在する。
前面装甲は、ドイツで広く使われていたIV号戦車の5倍。ソ連のT-34では0距離から主砲を撃っても、正面からティーガーの装甲を貫くことができなかった。
一方で増大した重量(57トン)のため、ほとんどの中戦車より低速。重すぎる重量から橋を渡れず、地下室がある建物群がある場所を通るのは危険だった。
また、生産量もソ連の戦車と比べると圧倒的に少なかった(ソ連の戦車総数はドイツ戦車総数の4倍。ドイツ戦車の中でもティーガーは数が少なかった)。
 ティーガーが登場した頃にはドイツ軍は劣勢となっており、守備で使用されることが多かった。
守備では弱点である機動性があまり必要ないため、ティーガーは大活躍し、ソ連など連合国から大いに恐れられた。
例として、ティーガー1台がソ連のT-34約50台と交戦し、22台を撃破してソ連軍を撤退させた記録がある。
数こそ少ないもののその強さは圧倒的であり、ドイツの名戦車と言える。

有名な戦車であり、ゲームでもよく登場する。
BF5

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キング・タイガー(ティーガーⅡ)

 キング・タイガー(ティーガーⅡ)は、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で使用した重戦車だ。

↓キング・タイガーのプラモデル。興味があれば確認してみて。

 ティーガーの設計を元にしつつ火力と装甲を更に強化したのがキング・タイガー(ティーガーⅡ)だ。
特に装甲については更に厚くなっただけでなく、傾斜装甲が採用された。
その防御力の高さは圧倒的で、西部戦線(ドイツVSアメリカ&イギリス)では、戦闘中にキング・タイガーの装甲を貫通して撃破した例はただ一つとしてない。
主砲の威力は凄まじく、ソ連のT-34の主砲の3倍近い射程があった。敵国の全ての戦車の射程外から攻撃して撃破することが可能だった。
その当時、キング・タイガーに勝てる戦車は1つもなかった。
ただ、機動性は低く、あまりの重さから地面が陥没して行動不能となるなど、その性能をイマイチ発揮できないことも多かった。
しかし、戦場に投入された1944年頃はドイツが完全に追い詰められており、防衛側に回ることがほとんどだった。
そのため、機動性の低さは致命的な欠点とまではいかず、圧倒的な火力と装甲で連合国側に恐れられた。
第二次世界大戦中最強の戦闘力を持っていたのは間違いなく、名戦車と言える。

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IV号戦車

 IV号戦車は、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で使用した中戦車だ。

↓IV号戦車のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 IV号戦車は第二次世界大戦の初期から終戦までドイツ軍で広く使用された。
高い防御力を持ったソ連軍のT-34など、強敵が出現するたびに改装されていったのが特徴。
特に主砲は「7.5cm KwK37」→「43口径75mm KwK40」→「48口径75mm KwK40」と威力が高いものに改良されていった。
1943年頃になると改装も限界となるが、それでも終戦までIV号戦車が主力だった部隊も数多く、最後まで戦い抜いた。
ドイツの名戦車の一つと言える。

有名な戦車であり、ゲームでもよく登場する。
BF5

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パンター

 パンターは、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で使用した中戦車だ。

↓パンターのプラモデル。興味があれば確認してみて。

 1941年の独ソ戦序盤でドイツはソ連のT-34の強力さに驚愕した。
T-34に対抗するため、ドイツ陸軍が開発したのがパンター中戦車だ。
70口径 7.5cm KwK42という威力に優れた主砲を装備。
更にT-34と同じく傾斜装甲を採用していた。
T-34では歯が立たない性能を持っている上、価格も安く、コスパに優れていた。
1943年から戦線に投入され、東部戦線(ドイツVSソ連)ではソ連に恐れられた。ソ連はT-34の圧倒的な数でパンターに対抗するしかなかった。
一方の西部戦線(ドイツVSアメリカ&イギリス)ではM4中戦車と交戦した。
パンターは性能ではM4中戦車より上だったが大差ではなかった(M4中戦車に一方的に駆逐された戦闘もある)。
 パンターは1943年以降の劣勢を挽回することができなかったものの、高い性能から連合国に恐れられた。
ドイツの名戦車の一つと言える。
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九七式中戦車

 九七式中戦車は、日本が第二次世界大戦で使用した中戦車。

↓九七式中戦車のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 九七式中戦車は歩兵の直接支援のための戦車として完成した。
他国の戦車と比較して、空冷ディーゼルエンジンを採用していた点が大きく異なる。
日本軍としてはガソリンの入手に制限があったため、ガソリンではなく軽油を使用するディーゼルエンジンを採用していた。
また、軽油はガソリンと比較して、被弾しての火災が起こる可能性が低いという利点もあった。
 そのため、第二次世界大戦前のノモンハン事件(日本VSソ連)では、装甲は薄いにもかかわらず被弾しても炎上せず、予想外に高い防御力で活躍。
ノモンハン事件では結果的に敗北したものの、ソ連軍は日本軍より遥かに多くの戦車を失うこととなった。
 第二次世界大戦開始後も、マレー作戦(現在のミャンマー、タイ、マレーシアを占領していたイギリス軍との戦い)で活躍した。
ただ、それはイギリス軍がドイツに対し本土防衛で手一杯で、マレー方面の戦力が少なく、装甲車両が少なかったからである。、
 そして、アメリカ軍が強力なM4中戦車を投入してきた戦争中盤になると、苦戦することになる。
対戦車を想定していないため主砲の威力・装甲の防御力が共に不足しており、正面攻撃ではM4中戦車の装甲を貫けず、M4中戦車の攻撃で九七式中戦車は容易に撃破された。
それでも、待ち伏せしての側面攻撃などでM4中戦車を撃破するなど奮戦した。第二次世界大戦を戦い抜いた日本の名戦車と言える。

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チャーチル歩兵戦車

 チャーチル歩兵戦車は、イギリスが第二次世界大戦で使用した歩兵戦車。

↓チャーチル歩兵戦車のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 ナチス・ドイツが急速に戦力を拡大していた第二次世界大戦序盤、イギリスは地上戦でドイツ戦車に対抗するため、戦車をとにかく用意する必要があった。
その結果、性能テストすらまともに行われず誕生したのがチャーチル歩兵戦車である。
そもそも、ドイツ、アメリカ、ソ連などと比較してイギリスの戦車設計思想は著しく異なっていた。
この戦車は「歩兵戦車」と名がついている通り、歩兵と共に進軍し盾になる意図で設計されていた。
そのため、装甲は厚かったものの速度は整地ですら20km/hしか出ず、他国の戦車のような機動戦は不可能だった。
ただ、歩兵と共に行動するために走破性は高められており、普通は歩兵でしか通れない道でも進軍可能だった。
歩兵の盾になるなど、あまり期待されていなかった割には活躍した。
また、火炎放射器を装備したチャールズ・クロコダイルなど、多彩なバリエーションが存在しているのも特徴。
イギリスの名戦車と言える。

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クロムウェル巡航戦車

 クロムウェル巡航戦車は、イギリスが第二次世界大戦で使用した巡航戦車。

↓クロムウェル巡航戦車のプラモデル。興味があれば確認してみて。

 イギリスは他国と比べ、構想している戦車設計思想が大きく異なっていた。
歩兵戦車と並ぶもう一つの設計思想が、機動性に特化した巡航戦車だ。
その思想のもとで誕生したのが、クロムウェル巡航戦車である。
特に高性能のミーティアエンジン搭載のクロムウェルの最高走行速度は64km/hに達した。
そのため、「第二次世界大戦中の最速の戦車」と言われている。
機動性の割に装甲も厚く、割と防御力にも優れていた。
ただ、戦線投入された当時としては、主砲の火力不足は明らか。
ドイツのティーガーやパンターに対し、正面からの撃ち合いでは太刀打ちできなかった。
また、アメリカから送られたM4中戦車が主力となっていたので、クロムウェル巡航戦車は機甲偵察連隊などに配備された。
第二次世界大戦中それほど活躍できたわけではないが、最速戦車としてのインパクトは絶大で有名となった。

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